運転中ゲリラ豪雨、水害に遭遇したら覚えておくべき5つのこと

西日本に大規模な降雨災害が発生しております。
また近年は毎年のように全国で局所的な豪雨が発生しております。
JAFの調査によると、毎年車両の水没による被害は数十件発生しており、また多発するゲリラ豪雨によって冠水、車両故障、そこから遭難するケースも発生しているとのこと。
本企画では「もし運転中にゲリラ豪雨が発生した時に、覚えておいたほうがよいこと」をまとめました。もしものためにぜひ一読し、心に留めておいてください。
文:ベストカーWeb編集部 監修:渡辺陽一郎 写真:Shutterstock.com

ベストカーWeb 7/8(日) 21:46配信
やむをえず冠水路を走る場合は「ゆっくり」を心がけてください

■【大前提】「冠水路には入らない」を徹底する

 自動車にとって「冠水した道路(路面が水に覆われた状態)」の一番恐ろしいポイントは、「路面の状態が視認できないところ」にあります。まず水深がわからない。底には深い溝があるかもしれないし、当然白線も見えず、マンホールのフタが開いているかもしれない。鉄骨が沈んでいるかもしれないし、車両止めがあるかもしれない。

 なので原則として「冠水路には極力入らない」を徹底しましょう。
冠水する道路のポイントはアンダーパスや道路がえぐられているような地形の場所(いわゆるスリバチ状の道路)なので、そういった場所にはなるべく近寄らないようにしましょう。
遠方からでは冠水の状態が分かりにくいことも、被害を拡大させる原因です。アンダーパスが冠水して被害に遭遇した人に話を聞くと「気付かずに進入したら、クルマが突然(冠水によって)浮き上がった」というコメントがとても多いです。浮き上がった後、水深が深い場所では、クルマは徐々に沈んでいきます。

■(1)やむをえず入る場合は「ゆっくりと」が鉄則

 そうはいっても、どうしても冠水路を走らなければならない状況に陥るケースもあるでしょう。その場合は「極力ゆっくり走り抜ける」を徹底しましょう。

 これはJAFが実際にテストした結果があるのですが、冠水路を走行する場合は速度を上げて一気に走り抜けるよりも、ゆっくり走ったほうがエンジン停止のリスクは小さかったのです。速度を上げると、車両が跳ね上げた水が吸気口からエンジン内部に入り、エンジンが停止、故障、あるいは損傷することになります。

また前述のように路面が見えない状態だと、何が沈んでいるかわかりません。(焦る気持ちもわかりますが)ゆっくり進んだほうがはるかに安全といえます。

■(2)アイドリングストップはオフに!

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 道路に貯まった水がエンジン内部に入ってくるのは、吸気口からだけではありません。車両後部のマフラー(排気管)を通って入るケースもあります。

まず大前提として、マフラーの位置まで冠水した時点でいずれ「水圧>排気圧」となり、排気ができずにエンジンは止まります。
ただエンジンがかかっていれば(排気圧があるので)ある程度の水圧まではエンジン内部まで水は入ってきませんが、最近の車両にはアイドリングストップが標準装備されているケースが多く、停止してアイドリングが止まると水がエンジン内部まで入ってくる場合があります。

冠水の危険がある場所を走行する場合、アイドリングストップはオフにしておきましょう。

■(3)緊急脱出ハンマーの位置確認(なければ買いましょう!)

 JAFの実験によると、水深60cmに達した場合、(水圧によって)ドアの開閉には通常の5倍以上の力が必要となることがわかっています。女性やお年寄りは開閉が難しいでしょう(ミニバンのスライドドアの場合は男性でも難しい)。

ベストカーWeb 7/8(日) 21:46配信
※「レスキューマン3」を販売する丸愛産業株式会社によると衝突・追突・横転事故、ゲリラ豪雨などの自然災害による「車内缶詰事故」の被害者数は年間19,350人におよび、また車内缶詰事故により焼死・溺死した人は140人とのことです(消防白書・人口動態統計)

 こうした場合に有効なのが「緊急脱出用ハンマー」です。
高級車には標準装備されているケースもありますが(助手席側の足元等)、オプション装着の場合もあります。まずは愛車に搭載されているかどうかを確認し、ない場合は(2000~4000円程度なので)購入をお勧めします。

裏技として本誌で「10円玉を複数枚、靴下に入れてガラスにぶつける」という実験をしたこともありますが、慣れていないとなかなか割れるものではありませんので、やはり(シートベルトカッターも付いていることだし)緊急脱出用ハンマーの常備が推奨です。

なお、ハンマーでガラスを割る場合には、フロントガラスではなくサイドウィンドウを割るようにしましょう。フロントガラスは合わせガラスで粉々になりづらく、割るのに大きな力が必要です。

■(4)脱出したら来た道を戻るべし!

 もし車が停止して車外への脱出に成功したら、落ち着いて路面を確認し、「来た道を戻ること」を優先させましょう。何が落ちているか、路面がどうなっているかわからない道を歩いて避難するよりは、とりあえずそこまでは走ることができた道を歩いたほうが、安全性は高くなります。

動転していると忘れがちですが、「来た道を戻ったほうがまだ安全」はぜひ覚えておきましょう。

■(5)冠水して止まった車のエンジンはかけない

 いったん水に浸かった車両は、エンジンをかけたりイグニッションをオンにすると破損が深刻化したり、感電したり、発火する危険性があります。

現代の車両は防水性能が高く、感電や発火のリスクは以前より格段に減っておりますが、それでもハイブリッドカーの普及などもあってバッテリーの高電圧化・大容量化が進んでおり、万が一のリスクは高まっています。
水に浸かった車両は自分で移動しようとせず、どうしても動かさねばならない緊急時は消防署へ、そうでない場合は最寄りのディーラーか修理工場へ連絡しましょう。
目安は「ドア下端」です。それ以上の部分が水に浸かっていると、フロア下に設置された配線が水に浸かっているケースが考えられます。

以上、これからの季節はまだまだ台風や豪雨による冠水被害が発生する可能性があります。万が一のために、ぜひ覚えておきましょう。

 

ベストカーWeb

名無しさん
14分前
これからも来年以降も必要な情報だ。
天気予報を確認し交通に車代替が可能な人は極力使わない方がいいのかもしれない。
名無しさん
14分前
エンジンに水が入れば直ぐに壊れる
そして扉はかなり重い
浸水している場所に進入するのは危険
名無しさん
14分前
洪水で車を沈めた経験が有ります。一見行ける様に
見えても道路には結構起伏が有ります。どうしても
走行するなら絶対に真ん中です。ただ、それでも縁
石が見える位が限度です。
名無しさん
1分前
これは教習所の科目に入れなければならない事項だね。
名無しさん
3分前
もし可能なら
「車ごと、流され出したらどうしたらいいか」
というのも知りたい。
車の外に抜け出した方が助かるの?(流されそうだけど)
車の中にいた方が比較的安全なの?(溺れそうだけど)
気がついたら、
「あーーーーーーっ」て、時もあると思うので。
名無しさん
8分前
道路に冠水注意の看板をときどき見かけるが、深さ規模や、そのほか注意事項を併記してほしいと思った。深雪地帯は雪に埋もれてもわかるように道路境界が分かるようになっているし。また、緊急脱出用ハンマーは、パニクってても容易に取り出せる表示が車内に欲しい。
名無しさん
12分前
運転中の寝ルトダウンの方が社会問題化するで。
名無しさん
1分前
そもそも、大雨の時に不要不急の外出は避けること。
名無しさん
5分前
ある程度の高さまでなら走れる車を開発出来ませんか?
名無しさん
14分前
いざそんな場面に遭遇したら動揺しちゃってこれらのことどころじゃない気もする。
名無しさん
11分前
いざとなったら、まずは冷静になりましょう。
名無しさん
56分前
ちょっと記事出すのが遅いかな
嵐は過ぎ去ったけど
名無しさん
5分前
体験して1番怖かったのはドアの半分まで浸水して、ドアが開かなくなり電気系統が完全にやられ窓が開かなくなった時はちょっとびびりました。フロントガラスは中からの衝撃に弱いので蹴り入れて出ましたが浸水始まったら運転はしない方が身の為ですよ
名無しさん
19分前
1時間に100ミリの豪雨の中、学校に子どもを迎えに行った事がある。
大きな国道も浅い川の状態だったし、アンダーパスにも滝のように水が流れ込んでいたし、何より雨自体が物凄くて命の危険を感じて怖かった。
冠水した道路は絶対に入らない方がいい。
急がば回れ。
水は本当に怖い。
名無しさん
たった今
水の中には車を突っ込まない
名無しさん
40分前
冠水路には「極力入らない」?
「絶対入らない」の間違いだろ?
HVやEVなんて冠水路入った時点で終わり。
名無しさん
30分前
冠水していたら、迂回しよう。
名無しさん
16分前
バイクの場合、「ウイリーで越える」「ジャンプで越える」が基本。
名無しさん
13分前
急いで口で吸え
名無しさん
5分前
んな事考える前にサッサと車降りて360度見渡して、一番高いトコに向かってマッハで逃げる事だ。

 

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